東海澱粉企業年金基金

平素より、当基金の事業運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

当基金は、東海澱粉で働く皆さまの老後の所得保障の充実と福祉の向上を目的に設立・運営されており、おかげさまをもちまして、平成3年の設立以来28年目を迎えることができました。

この間、企業年金制度を取り巻く環境は大きく変わりました。平成13年には確定拠出年金法が、平成14年には確定給付企業年金法が施行され、より柔軟かつ安定的な制度運営が可能となる枠組みが出来上がり、平成24年に廃止となった適格退職年金制度の受け皿としても活用されました。また、確定拠出年金法の改正により、平成29年から個人型確定拠出年金（iDeCo）の加入者の範囲が広がり、老後の所得保障を自助努力で補うための資産形成のひとつとして活用できるようになりました。

当基金におきましては、平成16年には、それまで国の厚生年金の一部を代行して運営する厚生年金基金から、代行部分を国へ返上して企業年金基金へと制度移行を行い、現在に至っております。

「人生100年時代」といわれる現代、高齢期の働き方・生き方も多様化し、それを支える経済基盤の安定はこれまで以上に重要な課題となります。その柱となる、公的年金および企業年金の存在は益々欠かせないものとなってまいります。

このような状況のなか、当基金におきましては、加入者および受給権者の皆さまへ、より一層の情報提供の充実を図ることを目的として、Webサイトを設立いたしました。今後も、皆さまにお役立ていただける情報を発信してまいりますので、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、皆さまのご繁栄とご健勝を心より祈念し、ご挨拶とさせていただきます。

東海澱粉企業年金基金
理事長　神野　建二